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ホワイトニングの寿命はいつまで?種類別の持続期間と費用を解説2025年12月13日

ホワイトニングの寿命はいつまで?種類別の持続期間と費用を解説

平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」です。

歯のホワイトニングは、人前で自信を持って笑うため、または第一印象を良くするために多くの方が関心を持つ施術です。しかし、「ホワイトニングの効果はどのくらい続くの?」「費用に見合った効果が得られるの?」といった疑問を持つ方も少なくありません。特に、一度ホワイトニングを経験したものの、すぐに色戻りしてしまったという経験から、次の施術に踏み出せない方もいるのではないでしょうか。

この記事では、ホワイトニング効果の持続期間に影響を与える主要な要因を深掘りし、歯科医院で受けられる主要なホワイトニング方法ごとの寿命(持続期間)と費用相場を詳しく解説します。さらに、せっかく手に入れた白い歯をできるだけ長く保つための具体的なセルフケア方法や、白さの維持に役立つ習慣もご紹介します。この記事を通じて、ご自身のライフスタイルや目指したい歯の白さに合った最適なホワイトニング方法を見つけ、美しい口元を長く維持するための知識を身につけましょう。

ホワイトニングの寿命は「種類」と「アフターケア」で決まる

ホワイトニングによって得られる歯の白さがどのくらい持続するかは、主に「施術方法の種類」と「施術後のアフターケア」という2つの要素によって大きく左右されます。ホワイトニングには、歯科医院で専門家が行うオフィスホワイトニングや、自宅でご自身で行うホームホワイトニングなど、いくつかの種類があります。これらの方法によって使用される薬剤の濃度や、歯への作用の仕方が異なるため、効果の現れ方だけでなく持続期間も変わってきます。

また、施術によって一時的に歯が白くなったとしても、その後の食生活や喫煙習慣、そして日々の丁寧な歯磨きといったアフターケアを怠ると、歯は再び着色してしまう可能性が高いです。ホワイトニング直後の歯は、外部からの影響を受けやすく、特に着色しやすい状態にあるため、適切なケアが非常に重要になります。このセクションでは、まずホワイトニングの各種類における持続期間の目安を具体的に解説し、その後に白い歯を長持ちさせるための実践的なセルフケア方法や注意点について詳しく説明していきます。

【種類別】ホワイトニングの寿命(持続期間)と費用相場

歯科医院で受けられるホワイトニングには、主に「オフィスホワイトニング」「ホームホワイトニング」、そしてその両方を組み合わせた「デュアルホワイトニング」の3種類があります。これらはそれぞれ、歯を白くするメカニズム、期待できる効果の度合い、持続期間、そして費用が異なります。

ここでは、各ホワイトニング方法の具体的な特徴を比較しながら解説しますので、ご自身のライフスタイルや予算、そして「いつまでに、どのくらいの白さを目指したいか」という目標に合わせて、最適な方法を選ぶ際の参考にしてください。

オフィスホワイトニング:約3ヶ月〜6ヶ月

オフィスホワイトニングは、歯科医院で歯科医師や歯科衛生士といった専門家が、高濃度の薬剤と特殊な光や熱を使って歯を白くする施術です。この方法の最大のメリットは、その即効性にあります。1回の施術でも効果を実感しやすく、数回の通院で目標の白さに到達することが期待できます。

そのため、結婚式や重要なプレゼンテーション、面接といった特定のイベントを控えていて、短期間で歯を白くしたい方に特におすすめです。一方で、持続期間は約3ヶ月〜6ヶ月と比較的短く、色の後戻りが早い傾向にあるため、白さを維持するには定期的なメンテナンスが必要になります。費用相場は1回あたり3万円〜5万円程度が一般的ですが、複数回のコース設定がある場合もあります。

ホームホワイトニング:約6ヶ月〜1年

ホームホワイトニングは、歯科医院で作成してもらった専用のマウスピースと、自宅で使う低濃度のホワイトニング薬剤を用いて、ご自身で歯を白くしていく方法です。毎日数時間マウスピースを装着して薬剤を浸透させる必要があり、効果を実感するまでには約2週間ほどの継続的な使用が目安となります。

即効性ではオフィスホワイトニングに劣りますが、時間をかけて歯の内部からじっくりと白くしていくため、色の後戻りが緩やかで、白さの持続期間が約6ヶ月〜1年と長い点が大きなメリットです。ご自身のペースで進められ、通院回数が少ないため、忙しい方にも適しています。費用相場はマウスピースの作製と薬剤を含めて3万円〜5万円程度です。

デュアルホワイトニング:約1年〜2年

デュアルホワイトニングは、オフィスホワイトニングの持つ即効性と、ホームホワイトニングの持つ持続性という、それぞれのメリットを組み合わせた最も効果的とされる方法です。まず、歯科医院でオフィスホワイトニングを行い、歯を一気に理想の白さへと近づけます。その後、ホームホワイトニングを継続することで、その白さをより高いレベルで、かつ長期間にわたって維持することができます。

持続期間は約1年〜2年と、他のどの方法よりも長く、ホワイトニング効果を最大限に引き出したい方に最適な選択肢です。ただし、両方の施術を行うため、費用相場は6万円〜10万円程度と、他の方法と比較すると最も高額になる傾向があります。

(参考)セルフホワイトニングとの違い

エステサロンや専門サロンなどで提供されているセルフホワイトニングは、歯科医院で行われる医療ホワイトニングとは根本的に異なるものです。歯科医院のホワイトニングでは、過酸化水素や過酸化尿素といった、歯そのものの色を内側から漂白する作用を持つ医療用薬剤を使用します。

これに対して、セルフホワイトニングでは主にポリリン酸など、歯の表面に付着した着色汚れを浮かせて落とす成分が使われます。そのため、セルフホワイトニングで期待できるのは「歯の表面のクリーニング効果」であり、本来の歯の色以上に白くなることはありません。歯を本格的に白くしたい場合は、歯科医院での医療ホワイトニングを選ぶ必要があります。

要注意!ホワイトニングの寿命を縮める3つのNG習慣

せっかくホワイトニングで手に入れた白い歯も、日々の生活習慣によってはすぐに色戻りしてしまいます。特に、ホワイトニング後の歯は、表面を保護している「ペリクル」という膜が一時的に剥がれているため、外部からの影響を受けやすく、着色しやすい状態です。ここでは、ホワイトニングの寿命を縮めてしまう代表的な3つのNG習慣について解説します。これらの習慣を避けることが、白さを長持ちさせるための第一歩です。

着色しやすい食べ物・飲み物の摂取

色の濃い食べ物や飲み物には、ポリフェノールやタンニンといった着色物質(ステイン)が多く含まれており、歯の黄ばみの主な原因となります。特に、コーヒー、紅茶、赤ワイン、カレー、醤油、ソース、ケチャップ、ベリー系の果物などは注意が必要です。これらの飲食物を完全に断つのは難しいですが、摂取する頻度を減らしたり、摂取後にすぐ口をゆすいだり歯を磨いたりするだけでも、着色を大幅に防ぐことができます。ストローを使って飲み物が前歯に直接触れないようにするのも効果的です。

喫煙

喫煙は歯の白さにとって大敵です。タバコに含まれる「タール(ヤニ)」は粘着性が非常に高く、歯の表面に強力に付着して黄ばみや黒ずみの原因となります。このタールによる着色は通常の歯磨きではなかなか落とすことができず、ホワイトニングの効果を著しく損ないます。また、喫煙は歯周病のリスクを高めるなど、口内全体の健康にも悪影響を及ぼします。ホワイトニングを機に、禁煙や本数を減らすことを検討することをおすすめします。

不十分なオーラルケア

日々の歯磨きが不十分で歯垢(プラーク)が残っていると、歯の表面がザラザラになり、着色物質が付着しやすくなります。歯垢自体が黄色っぽいため、歯全体のトーンも暗く見えてしまいます。毎日の歯磨きで歯垢をしっかりと除去することが、着色を防ぎ、ホワイトニング効果を長持ちさせる基本です。特に歯と歯の間や歯と歯茎の境目は磨き残しが多いため、歯ブラシだけでなく、デンタルフロスや歯間ブラシを併用して丁寧にケアしましょう。

ホワイトニングの寿命を延ばす!白さを長持ちさせる5つの秘訣

ホワイトニングで得た白い歯をできるだけ長く維持するためには、日々の生活習慣を見直し、積極的にケアを日常に取り入れることが重要です。ここでは、今日から実践できる、歯の白さを長持ちさせるための具体的な5つの方法をご紹介します。これらの秘訣を習慣化することで、ホワイトニングの「寿命」を延ばし、美しい口元をキープすることができます。

1. 食生活を見直す

歯の着色につながる飲食物を控えることはもちろんですが、歯の白さを保つのに役立つ食品を意識的に摂ることも有効な方法です。例えば、セロリやレタスなどの繊維質の多い野菜は、よく噛むことで歯の表面に付着した汚れを自然に落としてくれる効果が期待できます。また、パパイヤやパイナップルに含まれる酵素には、タンパク質を分解する働きがあり、着色汚れの付着を防ぐのに役立つとされています。色の濃いものを食べた後に、これらの食品をデザートとして選ぶのも一つの工夫です。

2. 毎日の歯磨きを丁寧に行う

着色の原因となる歯垢を溜めないために、毎日の丁寧な歯磨きは欠かせません。特に食事の後は、できるだけ早く歯を磨く習慣をつけましょう。着色物質が歯に定着する前に除去することが大切です。歯ブラシだけでは届きにくい歯と歯の間や、歯と歯茎の境目の汚れは、デンタルフロスや歯間ブラシを使って徹底的に清掃します。ゴシゴシと力を入れすぎて強く磨くと、歯や歯茎を傷つける原因になるため、優しい力で小刻みにブラシを動かすことを意識してください。

3. ホワイトニング効果のある歯磨き粉を活用する

毎日のセルフケアに、ホワイトニング効果を謳った歯磨き粉を取り入れるのもおすすめです。ただし、選び方には注意が必要です。研磨剤が多く含まれている製品は歯の表面を傷つけ、かえって着色しやすくなる可能性があります。「ステインを浮かせて落とす」といった表示のある、ポリリン酸ナトリウムやポリエチレングリコールなどが配合された製品を選ぶと良いでしょう。歯磨き粉はあくまで白さを「維持する」ための補助的な役割として活用し、過度な期待はしないことが大切です。

4. 歯科医院で定期的なクリーニングを受ける

毎日の歯磨きだけでは落としきれない歯石や、細菌の膜である「バイオフィルム」は、専門家によるクリーニング(PMTC)で除去する必要があります。3ヶ月から半年に一度、定期的に歯科医院でクリーニングを受けることで、歯の表面がツルツルになり、着色しにくい状態を保つことができます。これは虫歯や歯周病の予防にも繋がり、お口全体の健康維持に不可欠です。ご自身で行うセルフケアと歯科医院でのプロフェッショナルケアを組み合わせることが、白さを持続させる鍵となります。

5. 「タッチアップ」で定期的にメンテナンスする

ホワイトニングの効果は永久ではないため、時間の経過とともにある程度の後戻りは避けられません。歯の白さが少し気になり始めたタイミングで、追加のホワイトニングを行うことを「タッチアップ」と呼びます。例えば、半年に一度や一年に一度など、定期的にオフィスホワイトニングを受けたり、ホームホワイトニングの薬剤を追加購入して数日間使用したりします。これにより、最初の白さに戻すよりも少ない回数や費用で、効率的に白さを維持することが可能です。計画的なメンテナンスが、長期的な満足度に繋がります。

ホワイトニングの寿命に関するよくある質問

ここでは、ホワイトニングの持続期間や施術に関して、多くの方が抱く疑問についてQ&A形式でお答えします。施術後の食事や痛み、効果が出にくいケースなど、気になる不安や疑問を解消し、安心してホワイトニングに臨むための参考にしてください。

Q. 施術後の食事制限は必要ですか?

はい、必要です。ホワイトニング直後の歯は、表面の保護膜が一時的に失われ、非常に着色しやすい状態になっています。そのため、オフィスホワイトニング後は24〜48時間、ホームホワイトニングの使用後も1〜2時間は、色の濃い飲食物(コーヒー、紅茶、カレー、赤ワインなど)を避ける必要があります。代わりに、水や牛乳、白米、パン、鶏肉、白身魚など、色の薄いものを選ぶように心がけてください。

Q. 痛みや知覚過敏は出ますか?

ホワイトニングの薬剤が歯の神経に刺激を与えることで、一時的に歯がしみるような痛み(知覚過敏)を感じることがあります。特に、歯にひび割れがある方や、歯茎が下がって歯の根元が露出している方は症状が出やすい傾向にあります。ほとんどの場合、痛みは24時間以内に治まりますが、症状が強い場合は歯科医師に相談しましょう。事前に知覚過敏抑制成分が配合された歯磨き粉を使用することで、症状を和らげることも可能です。

Q. ホワイトニング効果が出にくい歯はありますか?

はい、あります。加齢や飲食物による着色は効果が出やすいですが、生まれつきの歯の色や、特定の条件下では効果が得られにくい場合があります。例えば、テトラサイクリン系抗生物質の影響で変色した「テトラサイクリン歯」、神経が死んでしまった「無髄歯」、詰め物や被せ物などの人工歯はホワイトニングで白くすることはできません。このような場合は、ラミネートベニアやセラミッククラウンといった別の治療法が選択肢となります。

Q. 白さが戻ってしまったら元に戻せますか?

はい、元に戻すことは可能です。歯の白さが後戻りするのは、日常生活での食事などによる再着色が原因であり、自然な現象です。白さが気になってきたら、「タッチアップ」として追加のホワイトニングを行うことで、再び理想の白さを取り戻すことができます。一度ホワイトニングを行った歯は、2回目以降はより少ない回数で効果が出やすい傾向にあります。定期的なメンテナンス計画を立てておくと良いでしょう。

まとめ|自分に合った方法とメンテナンスで理想の白さを長く保とう

ホワイトニングの寿命は、施術の種類や個人の生活習慣によって大きく異なりますが、一般的にオフィスホワイトニングで3ヶ月〜6ヶ月、ホームホワイトニングで6ヶ月〜1年、デュアルホワイトニングで1年〜2年が目安です。しかし、最も重要なのは、これらの期間はあくまで目安であり、施術後のケア次第で大きく延ばせるということです。

せっかく手に入れた白い歯も、日々の食生活や喫煙習慣、不十分なオーラルケアによってすぐに色戻りしてしまう可能性があります。着色しやすい飲食物や喫煙を避け、毎日の丁寧な歯磨きと歯科医院での定期的なクリーニングを組み合わせることが、白さを長持ちさせる鍵となります。

この記事を参考に、ご自身のライフスタイルや目標に合ったホワイトニング方法を選び、計画的なメンテナンスを取り入れてみてください。そうすることで、自信の持てる美しい口元を長く維持し、日々の生活にさらに明るい笑顔をもたらすことができるでしょう。

 

少しでも参考になれば幸いです。
最後までお読みいただきありがとうございます。

 

監修者

菅野 友太郎 | Yutaro Kanno

国立東北大学卒業後、都内の医療法人と石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)に勤務。
2018年大森沢田通り歯科・予防クリニックを開業し現在に至る。

【所属】
5-D Japan 会員
日本臨床歯周病学会 会員
OJ(Osseointegration study club of Japan) 会員
静岡県口腔インプラント研究会 会員
日本臨床補綴学会 会員 会員
日本デジタル歯科学会 会員
SPIS(Shizuoka Perio implant Study) 会員

・TISS(Tohoku implant study society) 主催

 

【略歴】
2010年国立東北大学 卒業
・2010年都内医療法人 勤務
2013年 石川歯科(浜松 ぺリオ・インプラントセンター)勤務
2018年 大森沢田通り歯科・予防クリニック 開業
2025年 銀座Aクリニックデンタル 理事長 就任

平和島・大森エリアの歯医者・歯科「大森沢田通り歯科・予防クリニック」
沢田通り歯科・予防クリニック
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TEL:03-3767-0648